リオ五輪メダリスト合同会見、公式ジャケットが酷すぎる。

 

17日間に渡るリオオリンピックが終わり、日本は史上最多の41個のメダルを獲得した。それは本当に良かった。大いに楽しませて貰った。だがしかし、今日のメダリスト合同会見のニュース映像をみて唖然とした。あのジャケットは酷い、酷すぎる。誰が作ったのかググったら、高島屋だった。made in Japanが泣くわと思った。

 

公式ジャケットについて、WWD JAPAN.COMによると、デザインはJOCが行った公募によって選ばれ、前回のロンドン五輪に続き製作は大手百貨店の高島屋が製作。ジャケットには軽量のストレッチニット素材、シャツには現地の気温を考慮して吸汗速乾性に優れた素材を使用。渡航用の服は"勝ち色"のネイビーが基調のストライプジャケットとスラックスに、ポロシャツを組み合わせたという。

 

ストライプのジャケットは前回のロンドン五輪でも使われていた。グレーがネイビーに変わっただけ。…のように見えた。デザイン、素材はともかくとして、ニュース映像を見て衝撃を受けたのは、この公式ジャケットが、挨拶するメダリストたちの体型に、全くフィットしていなかったことだ。もちろん、オーダーメイドではないから、仕方ない部分はある。しかし、各競技選手たちの体型を考慮したパターンではないと思った。普通体型のS,M,L,LLくらいのサイズ展開で作られたのではないかと思われた。

 

スポーツ選手の体型は、各競技によって様々。製作側は、なにをおいても、その体型研究を怠ってはならない。今回、いや前回もそうであったが、各選手共通に見られた特徴として、上腕回りがパツパツ、引かれ皺が目立ち、体操の内村航平選手や柔道の選手に至っては、僧帽筋、上腕回りの筋肉の発達が著しいため、醜いたすき皺が見られた。

 

金メダルを獲得したバトミントン選手や卓球の愛ちゃんなどは、普通体型に近いのでそれほど違和感を感じなかったが、(大目に見てだけど…)4年後、東京オリンピックで製作にかかわる人は、まず、各競技選手の体型研究を行い、そのデータからパターン展開を考えて欲しいと強く願う。普通体型のスポーツ選手はいないのだから…。

 

世界の人々が注目する祭典、東京オリンピック。made in Japan が泣かないために。

 

リオデジャネイロ五輪 2016

ロンドン五輪 2012


リオデジャネイロ五輪 2016 凱旋会見YouTube動画より